ベターフロストの48Vシステムには、安全かつ高効率で高速パルスをガラス表面に印加するために、車載グレードで高電力密度のVicorの電圧変換比固定バスコンバータBCM® (800V または400Vから48Vへ変換)が採用されています。
VicorのBCMは、DC-DCトランスとして機能します。高電圧側に印加された電圧は、モジュール固有の変換比(Kファクター)に従って低電圧へ変換されます。例えば、Kファクターが1/16の場合、800Vの入力に対して50Vが出力されます。このとき出力電流は同じ比率で大きくなり、入力電流が5Aであれば、出力電流は5A × 16 = 80Aが得られます。Vicorの技術を用いたこのコンバータは電流の応答が驚異的に速く、0Aから80Aへの切り替えを毎秒800万アンペアの速度で行うことができます。この優れた応答性能により、高速パルスや回生エネルギーを伴う負荷などの、変動の激しい電力に対応できます。また、BCMモジュールは極めてコンパクトで、従来のDC-DCコンバータに比べ最大90%の小型化を実現しています。
「Vicorのおかげで、サイズや重量の制約に縛られず、48V給電システムを容易に構築できました。これほどの高効率と高電力密度を実現できるのはVicor以外にありません」と、Redding氏は述べています。
ベターフロスト独自の電力制御アルゴリズムとVicorの電力変換技術を組み合わせることで、自動車メーカーが多様な車種プラットフォームに迅速に導入できる、プラグ・アンド・プレイのソリューションが実現しました。VicorのBCMを使うことで供給電力増大への対応が可能であり、25%のデューティサイクルで、最大3.1kW(20ミリ秒間)の電力供給ができます。
電力供給ネットワーク(PDN)